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香川真司 9年前

「再び笑うことが出来る」。勝利に導いた香川に最高評価。残留争い抜け出し、いまや視線はELへ

ブンデスリーガ第26節、ドルトムントはアウェイでハノーファーに3-2と勝利。この結果によって、当初は絶望的とも思われた欧州カップ戦出場権獲得の可能性も復活した。そして、1ゴール1アシストを決めた香川真司に対して地元紙は一様に高い評価を与えた。

text by 本田千尋 photo by Getty Images

「ドルトムントを勇気づける者」

「再び笑うことが出来る」。勝利に導いた香川に最高評価。残留争い抜け出し、いまや視線はELへ
ハノーファーに対してオーバメヤンの2ゴールと香川の1ゴールで勝利を収めたドルトムント【写真:Getty Images】

「クロップは再び笑う」と大きな見出しを付けたのは、2015年3月22日付の独大衆紙ビルト日曜版である。

 続けて「今やヨーロッパへの追い上げが来る!」と小見出しを付けて、ロイスに飛びついてガッツポーズを見せる香川の写真を大きく掲載した。ビルト日曜版は写真について「カガワはロイスによって自身の今季2得点目を祝福される」と記している。

 ドルトムントは21日のブンデスリーガ第26節、アウェイでハノーファーに対してオーバメヤンの2ゴールと香川の1ゴールで勝利を収めた。その結果を受けてビルト日曜版は「クロップは再び笑う! ドルトムントはヨーロッパへの攻撃を始める」と記している。

「まだヨーロッパ・リーグを視界に収めている」としながら、オーバメヤンの「(EL出場圏内の)6位まで、もはやわずかな勝ち点差しかない。視野を上へと向けるのなら、僕達は楽観的なままでいなければならないね。シーズンはまだ終わっていない」というコメントを掲載している。

 そして「ドルトムントを勇気づける者」として、オーバメヤンと香川の名前を記した。

 ビルト日曜版:「アタッカー・オーバメヤン。今季ドルトムントのゴール34のうち17に関与している。そしてカガワ、半年以上が経って以来初のゴールを再び決める。加えて彼は3:1となるアシストをする」

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