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ブルガリアとドローのイタリア。負傷問題が騒がれるコンテ監督は「ほっといてくれ」

text by 編集部 photo by Getty Images

ブルガリアとドローのイタリア。負傷問題が騒がれるコンテ監督は「ほっといてくれ」
ピッチでの仕事に集中したいアントニオ・コンテ監督【写真:Getty Images】

 EURO2016予選が現地時間の28日に行なわれ、イタリアはブルガリアとアウェイで2-2の引き分けに終わった。

 開始早々に先制したイタリアだったが、その後2ゴールを決められて逆転を許す。試合終了間際に代表デビューを果たしたFWエデルのゴールでなんとか引き分けに持ち込んだ。それでも、指揮官のアントニオ・コンテ監督は選手たちのパフォーマンスに満足しているようだ。イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』がコメントを紹介している。

「残念だ。我々はより良い結果に値したよ。2度の失点から立ち直った。しかし、私は今日のチームに満足しているよ。厳しい試合だったが、最低限の結果を拾ったね」

 一方で、試合前にはMFクラウディオ・マルキージオの負傷に対するファンの過剰な中傷が話題となった。同選手は合宿練習中に右膝を負傷、一時半年の離脱を強いられるのではないかと報じられた。その後、2~3週間で復帰が可能と診断が覆されたが、同選手が今季チャンピオンズリーグで好調なユベントスに所属していることもあり、ファンはコンテ監督に激しい批判を浴びせている。

 これについて同指揮官は「ほっといてほしい」と不満を語った。

「私はイタリア代表がよい結果を出すために、ただ働きたい。なぜなら、これが私に求められていることだからだ。仕事に集中できるように静かな環境においてほしいね」

 この引き分けでイタリアはEURO予選1次リーグH組でクロアチアに次ぐ2位につけている。様々な逆風が吹き荒れるイタリア代表で、コンテ監督は無事チームを本大会に導くことができるのだろうか。

【了】

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