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ヘンダーソンはリバプール残留を希望「巨大なポテンシャルを秘めている」

text by 編集部 photo by Getty Images

ヘンダーソンはリバプール残留を希望「大いなるポテンシャルを秘めている」
ヘンダーソンがジェラードへの想いを語る【写真:Getty Images】

 リバプールとの契約延長交渉が進んでおらず、移籍の可能性も囁かれているジョーダン・ヘンダーソンだが、本人は残留を希望しているようだ。29日に英紙『デイリー・メール』が伝えた。

 現行契約が2016年夏までとなっているヘンダーソンとリバプールの契約延長はいつまでたっても発表されない。今季限りでクラブを退団するスティーブン・ジェラードの後継者、次期キャプテンとまで言われながら、まもなく契約満了まで1年になろうとしている。

 ヘンダーソン自身も「僕はクラブや国のために全力を尽くしたい。巻き込まれたくないんだ。契約の話は代理人とクラブがすればいい。僕たちはフットボールに集中するのが最善の道だ」と、過熱する報道にうんざりしている様子。

 それでも「自分はトロフィー獲得のために正しい場所にいて、キャリアは前進しているのか」と問われると、「それは間違いない」と断言する。

「僕たちは若いチームで、巨大なポテンシャルを秘めているし、勝者になってトロフィーを掲げることを追い求めている。僕は本気でタイトルを獲得できると思っている。それはイングランドも同じで、本当に正しい道を進んでいると感じるし、次のEUROでは特別なことを成し遂げられると思う」

 こう語るヘンダーソンは、今季限りでリバプールを去るジェラードの役割を引き継ぐのかについて「それは監督しだいだね。僕はまだキャプテンをやるつもりはないんだ。チームにはリーダーや、素晴らしいキャラクターの選手がたくさんいるし、全員に可能性がある」と謙遜する。

 だがキャプテンへの指名はヘンダーソン自身も大歓迎のようだ。続けてジェラードがいなくなった後に残される若手たちに「全員が持てる力を発揮して、これまでよりも少しだけ責任を見せる時だ」と奮起を促すなど、すでにチームを引っ張る存在であることを意識している。

「僕は誰が次のキャプテンになろうと構わない。なぜなら僕にとってスティーブン・ジェラードに代わる人物はいないから」と現キャプテンへの賛辞を惜しまないヘンダーソン。

 将来、リバプールのチームメイトに「僕にとってジョーダン・ヘンダーソンに代わる人物はいない」と言われる日が来るのか、その去就にしばらく注目が集まりそうだ。

【了】

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