バイエルンの移籍を代理人が否定したMFケヴィン・デ・ブルイネ【写真:Getty Images】
数多くのビッグクラブから注目されているベルギー代表でヴォルフスブルクのMFケヴィン・デ・ブルイネ。現地時間で先月の25日には王者バイエルン・ミュンヘンが獲得を計画していると報じられ、代理人にデ・ブルイネ獲得の条件を問い合わせたと言われていた。
しかし、3日のドイツ紙『フォーカス』で、デ・ブルイネの代理人はこれを否定している。
今季はリーグ戦全試合に先発出場し、9得点17アシストを記録。2位躍進の原動力となっている同選手は、ヨーロッパリーグ(EL)でもその力を発揮し、チームはベスト8に進出している。
今季初めて王者バイエルンに土を付けた試合では、2得点1アシストの大活躍を見せ、同チームの関係者をうならせた。その結果バイエルンは、MFアリエン・ロッベン、フランク・リベリの後継者としてデ・ブルイネ獲得を考え始めたようだ。
問い合わせがあったとされるデ・ブルイネだが、同選手の代理人は、同紙に対してバイエルンからのコンタクトはないと明かし、「100%そのような話はない」と、報道を否定。また「我々は長い間共に仕事をしてきた。しかし、何も言えることはない」ともコメントしている。
それでも、バイエルンのカール=ハインツ・ルンメニゲCEOはドイツ『スポーツ・アインス』で「バイエルンが興味を持っている選手かどうか、今日言うことはできない」とだけ話し、獲得の可能性を除外はしていない。
2019年までヴォルフスブルクと契約を結ぶ同選手。ヴォルフスブルクも早い段階での契約延長を考えており、約3500万ユーロ(約49億円)と言われる市場価値は今後さらに上がると予想されている。
同選手の代理人は「我々はヴォルフスブルクとの契約がある。リスペクトしなくてはいけない」と、まずはヴォルフスブルクと契約を優先する考えのようだが、バイエルンだけでなく、他にもパリ・サンジェルマン、マンチェスター・シティなどが興味を示していると報じられており、その去就に注目が集まっている。
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