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モウリーニョ、スターリング去就騒動に“口撃”「売却不可の選手は存在しない」

text by 編集部 photo by Getty Images

モウリーニョ、スターリング去就騒動に“口撃”「売却不可の選手は存在しない」
チェルシーを率いるモウリーニョ監督【写真:Getty Images】

 イングランド・プレミアリーグのチェルシーを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が、リバプールに所属するイングランド代表のFWラヒーム・スターリングの去就騒動について持論を語っている。

 2017年に契約満了を迎えるスターリングは、クラブの契約延長オファーを2度固辞し、来季のチャンピオンズリーグ出場が確定するまでは交渉しない構えを見せている。欧州複数クラブが同選手に関心を示していると報道されるなか、ブレンダン・ロジャース監督は20歳のエースを売却する意志がないことを強調している。

 英紙『デイリー・ミラー』で、渦中のスターリングについて聞かれたモウリーニョ監督は「監督やクラブのためにプレーしない選手は好まない。私の意見では、全ての選手には価格というものがあるため、売却できないプレーヤーは存在しないと考えている。

 チェルシーを例にするならば、契約を更新したエデン・アザールの話がいいだろう。もし彼がチェルシーでのプレーを望まず、私と働きたくないというならば、彼を売る事で手にできる対価を考えることだろう。エデン・アザールはプレミアリーグのベストプレイヤーだが、普通の選手と同じようにアザールにも価格がある。

 いくらになろうとも選手を留まらせたいという監督やクラブの哲学は理解できる。契約を交わせば、彼らに決定権があるからね。私は常に売手のクラブによってその選手の価値が決められるべきだと考えている。本人や代理人、または選手の父親が決めることではない」と持論を展開した。

 チェルシーはスターリングの獲得を狙っているが、アーセナル、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリー、バイエルン・ミュンヘンらも関心を示しており、争奪戦は避けられない見通しだ。

【了】

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