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ラツィオが伊代表ペッレ獲得へ。クローゼの去就次第で移籍実現も

text by 編集部 photo by Getty Images

ラツィオが伊代表ペッレ獲得へ。クローゼの去就次第で移籍実現も
イタリア代表のFWペッレ【写真:Getty Images】

 セリエAのラツィオは、夏の移籍でサウサンプトンに所属するイタリア代表のFWグラツィアーノ・ペッレの獲得を狙うようだ。

 29歳のペッレは、シーズン開幕前にAZとフェイエノールト時代の恩師であるロナルド・クーマン監督がサウサンプトンの指揮官に就任するのに伴って同クラブへ加入。リバプールに移籍したFWリッキー・ランバートに代わる点取り屋として期待されると、開幕8試合で6ゴールを挙げる活躍を見せ、前半戦でトップ4を争ったチームの立役者の一人となった。

 また、2014年10月にクラブでの成績が認められて代表に初招集されると、デビュー戦となったマルタ戦でいきなり初得点を挙げる。3月31日に行われたイングランドとの親善試合でもゴールを決め、遅咲きの長身ストライカーはイタリアに欠かせない存在に成長しつつある。

 英紙『デイリー・ミラー』によれば、ラツィオは、去就が注目される元ドイツ代表でW杯得点記録保持者のFWミロスラフ・クローゼの穴埋めとしてペッレの獲得に関心を示しているという。

 今季終了後に契約満了になるクローゼは先日、1年間の契約延長オプションが行使できる出場試合数をクリア。しかし、同選手はブンデスリーガ復帰やアメリカ移籍の可能性が報じられており、本人は残留する意志を公言しておらず、その動向が注目されている。

 現在リーグ7連勝中のラツィオは、29試合終了時点で2位のローマに勝ち点1差の3位につけている。4位のフィオレンティーナとは6ポイント離れており、このまま順調にシーズンを終えれば、来季のチャンピオンズリーグ出場権を獲得することができる。

【了】

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