混迷続くリーガ八百長裁判。アギーレは潔白主張も拭えない違和感…。食い違う証言、交錯する嘘と真実

前日本代表監督のハビエル・アギーレ氏も関与しているとされているリーガエスパニョーラでの八百長疑惑。すでにスペインでは裁判が行われているが、各方面の意見は食い違いを見せている。果たして、真実を究明することはできるのだろうか。

2015年04月07日(Tue)13時10分配信

text by 山本美智子 photo Getty Images
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パチューカ会長もアギーレの潔白を主張

混迷続くリーガ八百長裁判。アギーレは潔白主張も拭えない違和感…。食い違う証言、交錯する嘘と真実
元日本代表監督のハビエル・アギーレ氏【写真:Getty Images】

 代表戦後、リーグ戦が戻ってきた裏で八百長関与疑惑によって日本代表監督を解任されたハビエル・アギーレがバレンシアの予審裁判所に出廷したのは既に報道されているとおりだ。

 これは2011年に行なわれたレバンテ-サラゴサの試合で、サラゴサが1部残留を決めることを目的に、金銭取引をレバンテとの間で行なったのではないか、それに当時サラゴサ監督を務めていたハビエル・アギーレも関与しているのではないかとの疑惑が調査されているというものだが、その詳細を改めて振り返ってみよう。

 この八百長疑惑では、当時のサラゴサ会長アガピト・イグレシアスが、試合前の2日間で96万5000ユーロ(約1億2600万円)もの入金を行なったことが確認されており、その振込先は当時の選手であるランサロ、アンデル・エレーラ、ドブラス、パウロ、ブラウリオ、ポンツィオ、ガビ、ホルヘ・ロペス、ディオゴ、そして強化担当のアントニオ・プリエト及びクラブ監督だったハビエル・アギーレの口座だった。

 この件に関して、ハビエル・アギーレ本人は出廷後、公に発言していないが、アギーレがかつて指揮していたメキシコのクラブであるパチューカのヘスス・マルティネス会長が、本人に代わって状況を仔細に語っている。

 アギーレ本人と「15分から20分ほど」話したという同会長によれば、ハビエル・アギーレの口座への入金は“間違い”だった。

 ヘスス・マルティネスは「ハビエルのことは良く知っている。自分が稼いだ金じゃないものは一銭たりとも受け取らない男だ」と全面的な信頼を寄せ、「ハビエルには、いくつかの賞与の一部がまだ支払われていなかったが、何の入金だかわからないから、すぐに返却したと彼は言っていた」とその状況を説明。

 さらに「もしも(返却せずに)手元においていたら、こんなに問題にはならなかっただろうに」との感想を述べている。

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