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ポール・スコールズ:私の現役復帰がポール・ポグバのユナイテッドでのチャンスを阻んだのだろうか?

text by フットボールブルー photo by Getty Images

「私はポグバのトップチームへの道を阻んだのだろうか?」

ポール・スコールズ:私の現役復帰がポール・ポグバのユナイテッドでのチャンスを阻んだのだろうか?
スコールズ氏は自らがポグバの出場機会を奪ってしまったのではと自問自答する【写真:Getty Images】

 サー・アレックスと詳しく話をしたことはなかったが、ドレッシングルーム内では、ポールのアドバイザーたちが彼の次のプロ契約のために高額を要求しすぎていると理解されていた。彼らは、まだその段階ではトップチームの一員ではない選手のためにトップチーム級の金額を要求していた。

 ユナイテッドはそれが適切ではないと感じて原則に従った。彼はその夏に去って行き、ユベントスですぐに評価を固めたが、そういうことは起こるものだ。彼にチャンスを与えたユベントスを称賛しなければならない。

 ユナイテッドに関して言えば、育成費のみの支払いで失った彼を、今言われているような金額で買い戻すべきだとは思わない。チェルシーが同様の形でベンフィカからネマニャ・マティッチを買い戻したのは分かっているが、彼の移籍金はポグバについて言われているほどのものではなかった。私には間違ったことだと感じられる。

 話を前に戻そう。私はポグバのトップチームへの道を阻んだのだろうか? あるいは、彼がユナイテッドとの契約満了から数ヶ月後にトップチーム級の選手として開花したのは、よくある奇妙な偶然の一致の一つでしかなかったのだろうか? 若い選手たちにとってはタイミングこそが全てであり、若手に多くのチャンスを与えてきたユナイテッドのようなクラブにおいても、何らかの出来事が不利に働いてしまうこともある。

【了】

(※)本記事はインデペンデント紙との独占契約により、Football.Blueが日本での配信を行っています。

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