イングランド・プレミアリーグのチェルシーが、夏の移籍で新たな左SBの獲得を狙っている。

　英紙『デイリー・メール』によれば、チェルシーはセビージャに所属するDFティモテー・コロジエチャクの獲得を検討しており、移籍金は700万ポンド（約13億円）を支払う準備があるという。

　23歳のコロジエチャクは、ポーランド人の父とマルティニーク島出身の母のもとフランスで生まれ、リヨンでプロキャリアをスタートさせる。その後、ニースを経て、2014年に移籍金300万ポンド（約5億6000万円）の3年契約でセビージャに移籍すると、加入初年度から公式戦29試合に出場し、チャンピオンズリーグ出場権とヨーロッパリーグ連覇を狙うチームの主力として成長を続けている。また、フランスの各ユース世代の代表にも選ばれており、10代の頃にはマンチェスター・ユナイテッドから獲得オファーも受けた。

　チェルシーの左SBは主にセサル・アスピリクエタとフィリペ・ルイスが出場するが、開幕前にアトレティコ・マドリーから加入した後者はジョゼ・モウリーニョ監督から全幅の信頼を置かれておらず、しかも獲得が噂れているFWアントワーヌ・グリエーズマンの交換要員として名前が挙がっており、同ポジションの選手層には疑問符がつく。

　少数精鋭で5季ぶりのリーグ制覇を達成したチェルシーは、すでに来シーズンを見据えて戦力の充実を図ろうとしている。コロジエチャクの獲得は同クラブにとって当たりの補強となるだろうか。

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