フットボールチャンネル

G大阪、FCソウルを下し7年ぶりアジア8強。日本勢2チームは09年以来

text by 編集部 photo by Getty Images

G大阪
ガンバ大阪イレブン【写真:Getty Images】

【G大阪 3-2(6-3) FCソウル ACLベスト16 2ndレグ】

 AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦の2ndレグが27日に行われ、ガンバ大阪は韓国のFCソウルとホームで対戦した。

 G大阪は20日に行われたアウェイでの1stレグを3-1で先勝している。同試合ではFW宇佐美貴史が2得点を奪う活躍を見せ、このゲームでもエースの得点力に期待がかかる。

 試合が始まると、FCソウルがセットプレーからチャンス。14分、エリア外左からMFモリーナが左足で直接FKを狙うもバーの上に外す。

 先制したのはG大阪。16分、宇佐美がゴール正面からドリブルでエリア内左に流れると、中央への折り返しに反応したFWパトリックが相手DFの背後に入り込みヘディングシュートを決めた。

 試合を優勢に運ぶG大阪は20分、エリア外左から宇佐美が右足でミドルシュートを放つがGKの正面をつく。32分にもMF遠藤の浮き球パスを受けた宇佐美がキレのあるドリブルで相手をかわし右足を振り抜く。しかし、GKにキャッチされて追加点とはならず。

 FCソウルは前半終了間際に大きな得点機を迎える。43分、相手選手にエリア内でファウルを受けるとPKを獲得。しかし、キッカーのモリーナがポスト左外に蹴ってしまい、同点に追いつくことができない。

 すると、G大阪が2点目を挙げる。45分、カウンターからゴール前に人数をかけて攻め込むと、混戦のこぼれ球を狙ったMF倉田がボールを拾ってゴール左に流し込んだ。G大阪は2-0でハーフタイムを迎える。

 後半に入ると、FCソウルが徐々に主導権を握り始める。58分には左サイドの突破からクロスを上げ、FWユン・ジュテが決めて1点を返す。足が止まり出すG大阪は守勢に回る。

 G大阪は70分、右サイドからのクロスにパトリックが頭で合わせるも相手GKのファインセーブにあう。すると、88分に左サイドからのクロスに途中交代のFWリンスがヘディングでダメ押しゴールを挙げ、後半アディショナルタイムに1点を返されるものの、FCソウルに3-2で競り勝った。

 G大阪は2008年以来7年ぶりにベスト8進出。その結果、前日に8強入りを決めた柏レイソルを含め、2009年の名古屋グランパスと川崎フロンターレ以来となる日本勢2クラブの準々決勝進出を決めた。

 なお、準々決勝の1stレグは8月25もしくは26日に行われる。

【得点者】
16分 1-0 パトリック(G大阪)
45分 2-0 倉田(G大阪)
58分 2-1 ユン・ジュテ(FCソウル)
88分 3-1 リンス(G大阪)
92分 3-2 ユン・ジュテ(FCソウル)

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top