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日本代表 9年前

英国人が見たシンガポール戦。「日本には信念がない」「育成とか色々なところに問題」

日本代表は16日、2018年ロシアW杯アジア2次予選の初戦でシンガポールと対戦して0-0の引き分け。この試合中、現地で取材するイングランド人ライターのショーン・キャロル氏に随時感想を聞いた。

シリーズ:英国人が見た○○戦 text by 編集部 photo by Getty Images

「ゴール前で少しパニックになっている」

英国人が見たシンガポール戦。「日本には信念がない」「育成とか色々なところに問題」
2018年ロシアW杯アジア2次予選の初戦でシンガポール代表と対戦した日本代表【写真:Getty Images】

――ハリルホジッチ監督はGK川島永嗣、DF槙野智章、吉田麻也、酒井宏樹、太田宏介、MF柴崎岳、香川真司、長谷部誠、FW本田圭佑、宇佐美貴史、岡崎慎司を起用しました。どの選手に注目しますか?

「岡崎。カズの得点記録に近づいているし、この2次予選で多くの得点を決めることに期待している」

――開始10分が経ちましたが、立ち上がりの印象はどうですか?

「良い試合になりそう」

――シンガポールが予想以上に良いスタートでしたね。

「シンガポールはフィジカルが強く、2人、3人で日本の攻撃陣にプレッシングしている。DFの4人とMFの5人がラインをキープして組織的に守れているね」

――逆に日本にとっては“良い試合”ではダメなのでは?

「まあ、そうですね。でもシンガポールはイラクより固い。突破するのが少し難しそう。でも何よりシュートの精度が低すぎる…」

――結局前半は日本が攻めながら0-0に終わりました。後半に得点を奪うためのポイントはどういったところでしょうか?

「忍耐力。前半はゴール前で少しパニックになっている。落ち着いたら決まるはずだけど…」

――落ち着くことができるのか…? これまでもそういった試合は多かったですね…。

「この試合は4-0、5-0で勝つという期待もあって、少しプレッシャーを感じているみたいだね」

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