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浦和、神戸と分けるも1stステージ優勝決定! 9年ぶりのリーグタイトル獲得

text by 編集部 photo by Getty Images

浦和、神戸と分けるも1stステージ優勝決定! 9年ぶりのリーグタイトル獲得
浦和レッズが無敗でJ1・1stステージ制覇【写真:Getty Images】

【ヴィッセル神戸 1-1 浦和レッズ J1・1stステージ第16節】

 明治安田生命J1リーグ1stステージ第16節が20日に行われ、優勝のかかる浦和レッズはアウェイでヴィッセル神戸と対戦した。

 2005年以来神戸とのアウェイ戦で勝利がない浦和は、お馴染みの3-4-2-1でスタート。最前線には興梠、2列目に絶好調の武藤と梅崎が入った。

 序盤から積極的に仕掛ける両チームは、臆することなくシュートを放ち、相手ゴールに迫っていく。

 24分、素早いリスタートからペドロ・ジュニオールがGKとの1対1を迎えるが、西川が絶妙な飛び出しで制し、神戸に得点を許さない。

 直後の27分、槙野がインターセプトからドリブルで前線に運んで左サイドに展開し、受けた武藤がグラウンダーのクロスを送る。そのボールに対して飛び込んだ興梠がスルーすると、ファーサイドに走りこんでいた梅崎が押し込み、浦和が欲しかった先制点を手にした。

 32分にはマルキーニョスの仕掛けから小川が強烈なシュートを放つが、不運にもポストに阻まれゴールとはならない。

 前半は先制ゴールが生まれたが両者一歩も引かず、浦和の1点リードで折り返した。

 後半、流れを変えたい神戸は、渡邉とかつて浦和でACL制覇にも貢献した相馬を投入してテンポを変えようと試みる。

 優勝が目前に迫った浦和にアクシデントが起こる。74分、中盤で相手に強烈なタックルを見舞った宇賀神がこの試合2枚目のイエローカードを提示され、退場処分に。残り15分強を1人少ない状態で戦わなければならなくなった。

 すると84分、石津と古巣対戦の相馬がコンビネーションで左サイドを崩し、相馬がクロスを上げると、渡邉が打点の高いヘディングをゴールに叩き込む。神戸は途中出場の3人で同点に追いついた。

 しかし、6分と長いアディショナルタイムも神戸の反撃及ばず。浦和がしっかりと「勝ち点1」を積み上げた。この結果、最終節を残して浦和の1stステージ優勝が決定。無敗でのステージ優勝決定は史上初の快挙で、浦和のリーグタイトル獲得は2006年以来9年ぶりだ。

【得点者】
27分 0-1 梅崎司(浦和)
84分 1-1 渡邉千真(神戸)

【了】

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