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前半でまさかの4失点。なでしこジャパン、連覇へ暗雲

text by 編集部 photo by Getty Images

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序盤に連続失点を喫したなでしこジャパン【写真:Getty Images】

【なでしこジャパン 1-4 アメリカ代表 カナダ女子W杯決勝】

 カナダ女子ワールドカップ決勝戦が現地時間の5日に行なわれ、なでしこジャパンはアメリカ代表と対戦した。前半を終えて1-4とリードを許す展開となっている。

 決勝トーナメントに入ってから同じスタメンで臨んでいるなでしこジャパン。この日もGK海堀あゆみ、DF鮫島彩、熊谷紗希、岩清水梓、有吉佐織、MF宮間あや、宇津木瑠美、阪口夢穂、川澄奈穂美、FW大儀見優季、大野忍が名を連ねた。

 開始からアメリカにボールを持たれると、いきなりゴールを許し追いかける展開となってしまう。3分、最初のCKをロイドに決められ、なでしこジャパンは今大会初めてビハインドを背負うことになった。

 そして、その勢いを止めることができない。5分、今度はFKからまたもロイドに決められてしまう。2点とも低いボールからだった。アメリカも、なでしこジャパンからゴールを奪うために工夫していることが伺えた。

 完全に出鼻を挫かれたなでしこジャパンは、相手の勢いを止めることができない。14分、クロスボールのクリアが中途半端になると、ホリデーにボレーシュートを叩き込まれる。直後にはロイドのロングシュートが決まり0-4。まさかの展開を強いられた。

 なでしこジャパンはミスがそのまま失点に直結しており、まずはいつも丁寧なプレーを取り戻したい。

 アメリカがペースを落としたことで、なでしこジャパンにもボールを持つ時間が生まれる。すると27分、川澄の折り返しを受けた大儀見が左足でゴールを奪い、1点を返した。

 ここからさらに畳み掛けたいなでしこジャパンは33分、岩清水に代えて澤穂希を投入。阪口がCBに移り、澤はボランチの位置に入った。39分には川澄に代えて菅澤優衣香をピッチに送り出す。大野が右サイドハーフ、菅澤が最前線に入った。

 しかし、2点目は奪えず前半終了。なでしこジャパンは1-4のビハインドを背負って試合を折り返した。

【得点者】
3分 ロイド(アメリカ)
5分 ロイド(アメリカ)
14分 ホリデー(アメリカ)
15分 ロイド(アメリカ)
27分 大儀見優季(なでしこジャパン)

【了】

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