ギリシャは現地時間5日、財政緊縮策の受け入れを問う国民投票を行った。財政緊縮策への反対が賛成を大きく上回る結果となり、EUからの金融支援が打ち切られるのではないかという懸念がギリシャサッカー界にも広がっている。

　ドイツ紙『デア・ヒュピーゲル』によると、地元のスポンサー企業に頼っているギリシャスーパーリーグの中堅クラブは深刻な金融危機に直面する可能性があり、リーグ側はギリシャのEU脱退を恐れている。

　ギリシャサッカー連盟のギオルゴス・フリスティデス氏は「サッカー選手は危機に直面している」と語り、すべての交渉が延期されている件については「国民投票の後に、契約交渉についての説明をする」と語っている。

　もしギリシャがEUを脱退した場合には、ギリシャの旧通貨に戻る可能性がある。そうなればユーロで支払われている選手への給料を旧通貨での支払いに変えることになり、給料を大幅に縮小せざるをえない状況に追い込まれる。

　そうならないためにも、ギリシャスーパーリーグは政府が最善の対応をすることを願っている。

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