アジアツアーで来日中のドルトムントは7日、川崎フロンターレと親善試合を行い、6点を奪って快勝を収めた。

　昨日午後に日本へ到着したばかりのチームにとってハードスケジュールでのゲームとなったが、2得点を挙げて勝利に大きく貢献した香川真司は新シーズンに向けて手ごたえを感じている。

「まずは怪我なく終えられたことが何よりも大事」と2日間を振り返った香川は、「守備のところでなかなかうまくいかなかったので（フォーメーションを）変えたりしましたけど、開幕までにいろいろなことを試せた。ポゼッションもしっかり大事にしろと言われるので、新たなスタイルを構築していきたい」とトーマス・トゥヘル新監督のスタイルに好感触の様子。

　そして自身は序盤に2ゴールを挙げてゴールラッシュの口火を切った香川。その得点シーンは「両方ともワンタッチゴールですけど、しっかりと集中して流し込めた」と自信を口にしている。

　ドルトムントは明日日本を発ち、次はマレーシアでの親善試合に臨む。香川は2ゴールで新監督へのアピールに成功して最高のスタートを切った。今季はヨーロッパリーグ予選が控えているため本格的なシーズンインは例年以上に早い。

　そのことを意識しつつプレシーズンで質を高める必要があると語る香川は、「これからもっと厳しい環境であったり、戦いが待っている。その中で前を見据えてしっかりとやっていきたい」と“勝負の1年”に向けて活躍を誓った。

【了】