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磐田FWジェイ、MOM賞金を復興支援に寄付「恵まれてる者は支援することが大事」

text by 編集部 photo by Getty Images

磐田FWジェイ、MOM賞金を復興支援に寄付「恵まれてる者は支援することが大事」
J2磐田に所属するFWジェイ【写真:Getty Images】

 明治安田生命J2リーグ第24節が18日に行われ、2位の磐田はホームで5位の千葉を1-0で下した。磐田に所属する元イングランド代表のFWジェイ・ボスロイド(33)は、81分に今季10点目となる決勝ゴールを挙げ、ホーム4戦ぶりの勝利に貢献した。

――磐田は着々と調子を上げているようですが、重要な勝利になりましたか。

「そうですね。うまくプレーできていましたし、名波監督は効率的に選手を起用しています。全員が自分たちの役割を全うできていますが、特にマツ(松浦拓弥)とヨシ(太田吉彰)は非常に大きな違いを作っています」

「まだまだ先は長いですし、何かを判断するのは時期尚早だと思います。我々はシーズン序盤で敗れた岐阜とのビッグゲームが控えており、その時の借りを返さなければならないため、満足感に浸ることはできません」

――強豪相手に力を発揮する一方、ホームで下位チームに苦戦する理由はなんでしょうか。

「集中を欠いているわけではなく、それぞれの試合に適応することが難しいです。千葉戦のように両チームが勝利できると信じて前掛かりになることもあれば、1ポイントの為に後ろに引きながらカウンターを狙ってくる相手と戦うこともあります」

「磐田には大きな注目が集まりますし、間違いなく日本で最も大きなクラブの一つですから、どのチームもカップ戦の決勝のように戦ってきます。新加入選手が多いなかでたった5ヶ月しか一緒にプレーしていませんが、それを不安視されないよう一貫性のあるプレーを続けていく必要がああります」

「今季のJ2は競争が激しいです。他の強豪クラブも我々と同じように下位チームに敗戦していることがそれを物語っていると思います」

――マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)の賞金を慈善基金に寄付していますがなぜでしょうか。

「これまで3回寄付したので、30万円になります。私は恵まれている人間は救いを求めている方々を支援することが大事だと考えています。今週、津波の被害に遭った場所を訪れ、人々の生活を破壊してしまう恐ろしい災害や、住民が再建している姿を改めて実感することができました。賞金を寄付することで被災地の助けになるのであれば、今後もそれを続けていきたいです」

【了】

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