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チリ代表ビダル、バイエルン入団会見中に父親逮捕。警察署で息子の晴れ姿見守る

text by 編集部 photo by Getty Images

チリ代表ビダル、バイエルン入団会見中に父親逮捕。警察署で息子の晴れ姿見守る
バイエルンに所属するMFビダル【写真:Getty Images】

 チリ代表のMFアルトゥーロ・ビダル(28)は、バイエルン・ミュンヘンの入団会見中に母国で家族が事件を起こしていたことが明らかになった。

 伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、ビダルの父親である54歳のエラスモさんは、コカイン600グラムとナイフ2本を所持していたことを理由に逮捕された。チリ・ヴィクトリアの歩道で友人と一服しようと煙草をポケットから取り出したエラスモさんは、巡回中のカラビネーロス(チリの警察軍)の前で薬物保管に使われる封筒を落としてしまい、警察署での取り調べのため連行され、約4時間後に釈放されたと報じられている。

 エラスモさんは地元メディアに対し、「私は落ち着いているよ。ただ友人と静かにビールを飲んでいただけで、何もしていなかった。ドラッグは個人使用だし、ナイフはバーベキューをする可能性があったから所持していたんだ。息子の入団会見は警察署のテレビを通してを観たよ」と、事件の内容を説明した。

 一方のビダルは、母国を初優勝に導いたコパ・アメリカ開催中の6月16日、飲酒運転中に交通事故に遭い、自身のフェラーリを大破させ、2年間の免許停止処分と相手への金銭保証が課されたばかり。2014/15シーズンにユベントスの国内2冠とチャンピオンズリーグ決勝進出に貢献したビダルは、バイエルンで迎える新シーズンにどのような活躍を見せてくれるだろうか。

【了】

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