第97回全国高校野球選手権・第9日は14日、甲子園球場で2回戦が行われ、その第3試合がサッカーファンの間で大きな話題となっている。

　注目を集めているのは、長崎県の創成館高校だ。甲子園でお馴染みのTVゲームの音楽やアーティストの楽曲などをモチーフにした応援歌に加え、Jリーグでも使用されているチャントを応援歌として採用しているのだ。

　確かに、試合中には柏レイソルやガンバ大阪、清水エスパルスなどのサポーターが歌うチャントに似た応援歌がアルプススタンドから聞こえてくる。

　全国高等学校総合体育大会に出場したサッカー部の応援に駆け付けた野球部員が、Jリーグでも使われるチャントを一緒に歌ったことでスタンドが盛り上がったことから、野球の試合でも取り入れたようだ。

　一風変わった応援スタイルについて、創成館高校の野球部員も「めっちゃノリノリでプレーできると評判がいいんですけど、スタンドもノリノリです」と応援団との一体感を見せている。

　残念ながら創成館は群馬県の健大高崎に敗れてしまったため、今年の甲子園でJリーグのチャントを聞くことはできないが、野球ファンだけではなくサッカーファンも楽しませてくれた。

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