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ローマ、リバプールからフランス代表DF獲得を狙う?

text by 編集部 photo by Getty Images

ローマ、リバプールからフランス代表DF獲得を狙う?
ママドゥ・サコ【写真:Getty Images】

 エディン・ゼコやモハメド・サラーら攻撃陣の補強が目立つローマだが、守備の強化には期限付き移籍を活用するかもしれない。英『トークスポーツ』は14日、リバプールのフランス代表DFママドゥ・サコ加入の可能性について報じた。

 パリ・サンジェルマンから加入してイングランドでの2シーズン目を迎えたサコは、8日のプレミアリーグ開幕戦をベンチで見届けた。現時点ではマルティン・シュクルテルとデヤン・ロブレンに次ぐCBの3番手という位置づけになっている。

 そこに目を付けたローマは1年間の期限付き移籍を狙っているようだ。イタリアで1シーズン継続して試合に出られる環境を作り、その後もう一度イングランドへ戻れる選択肢を残すことで選手本人にアプローチすると見られている。

 しかし、リバプールとしても貴重なDFの戦力を奪われるわけにはいかない。サコが退団すれば計算できる控えはコロ・トゥーレのみとなり、選手層に不安を抱えることになってしまう。一方のローマもマプ・ヤンガ=エムビワのリヨン移籍が決まり、CBの層に不安がある。

 現在25歳のサコにとって、シーズン終了後に母国フランスで開催されるEUROへ出場するには継続した出場機会の確保は不可欠。環境を変えるには大きなリスクも伴うが、今夏の移籍市場での決断はサコのキャリアにおいて非常に重要な局面と言えそうだ。

【了】

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