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「ミドルシュートを打て」。ハリル監督、長谷部&柴崎ら中盤の選手に要求

text by 編集部 photo by Dan Orlowitz

「ミドルシュートを打て」。ハリル監督、長谷部&柴崎ら中盤の選手に要求
積極的なミドルシュートを求めたヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:ダン・オロウィッツ】

 日本サッカー協会(JFA)は27日、ロシアW杯アジア二次予選の2試合に臨む日本代表メンバーを発表した。

 日本代表は二次予選初戦のシンガポール戦と東アジア杯を含めた4試合で勝ちがなく、得点はわずかに2つと、深刻な得点力不足に陥っている。

 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、この発表会見で得点力不足解消のためのひとつの“ヒント”を示した。それは『ミドルシュート』である。

 長谷部誠(フランクフルト)の名前を読み上げた際、「彼は私たちのキャプテンのような存在だ。ただ、彼に要求しているのはミドルシュートを打ちにいきなさいということだ。目をつむってでもシュートを打てば1点に入るかもしれないという話しはした」と課題点を述べている。

 そして、山口蛍(セレッソ大阪)と柴崎岳(鹿島アントラーズ)についても同様にミドルシュートを積極的に狙うように求めた。

 山口に東アジア杯の韓国戦で豪快なミドルシュートを叩き込んだが、ハリルホジッチ監督はこういった得点シーンがもっと必要だと考えているようだ。

「彼もかなりのクオリティがある。攻撃面ではもっとシュートを打たなければならないという話をして、彼は点を取った。シンガポール戦のような展開になってくるので、25~30mのシュートが必要だ。この合宿でもミドルシュートを強調しようと思っている」

 一方、原口元気(ヘルタ・ベルリン)には「彼は中盤の選手だと思っている。彼はミドルシュートを打つこともできる」と評価し、中盤の3選手に発破をかけた。

 今回の対戦相手はFIFAランク180位のカンボジア代表と同149位のアフガニスタン代表だ。155位のシンガポール代表のように、引いて守ってくることが予想される。

 ハリルホジッチ監督は、ミドルシュートがアジアを勝ち抜くうえで重要なポイントと考えているのかもしれない。

【了】

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