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【J1 2nd第9節】横浜FM、首位浦和に4点快勝で4連勝。他会場でも大量得点続出

text by 編集部 photo by Getty Images

【J1 2nd第9節】横浜FM、首位浦和に4点快勝で4連勝。鹿島はアウェイで川崎F撃破
中村俊輔【写真:Getty Images】

 明治安田生命J1リーグ2ndステージ第9節の6試合が29日に各地で行われた。

 横浜F・マリノスは年間首位に立つ浦和レッズをホームに迎えた。ともに3連勝で迎えた一戦は序盤から緊張感漂う展開が続いたが、28分にトップ下で先発した中村俊輔が今季2本目となる直接FKを沈めて横浜FMが先制する。すると今日のトリコロールは止まらない。33分に齋藤学がスタンドで見守るヴァイッド・ハリルホジッチ監督に持ち味をアピールするゴールを決めると、後半の59分にもカウンターからチームに3点目をもたらす。

 中村のFKと齋藤の2得点で浦和相手に大量リードを手にした横浜FM。最後は64分にファビオの2試合連続ゴールでとどめを刺し、誰もが予想しなかった4-0で首位浦和を下して4連勝を達成した。

 鹿島アントラーズは川崎フロンターレとアウェイで対戦し、2-1で勝利した。前半はスコアレスで終えたが、51分にカイオのゴールで鹿島が先制すると、7分後の58分に遠藤康のクロスに金崎夢生が詰める。シュートは一度クロスバーに阻まれたが、再び金崎が詰めてリードを2点に広げた。

 ここ最近3試合で勝ちのない川崎Fは84分にエウシーニョが一矢報いるゴールで1点差に迫るが、後半アディショナルタイムに途中出場の赤崎秀平がダメ押し点を奪って追撃を振り切った。川崎Fは4試合未勝利となっている。

 サンフレッチェ広島はホームで名古屋グランパスを迎え撃った。6分にドウグラスが先制点を挙げると、9分に佐藤寿人が中山雅史氏のJ1通算得点記録にあと1点と迫るゴールで広島に追加点をもたらす。さらにこの後ドウグラスが2得点を加えて日本で初めてのハットトリックを達成し、途中出場の浅野拓磨も日本代表落選の悔しさをぶつけるゴール。名古屋は終盤に牟田雄祐と永井謙佑がゴールを挙げるも、焼け石に水。最終スコア5-2で広島が勝利を飾った。

 ヴィッセル神戸は芝の問題でホームスタジアムを変更してサガン鳥栖と対戦した。26分、鳥栖は先発復帰の豊田陽平が今季15得点目を決め手先制するも、その後は神戸のゴールショーに。渡邉千真とレアンドロが2得点ずつ、岩波拓也、石津大介、そして森岡亮太が1得点ずつを挙げてクラブ記録となる大量7得点。守備も最後まで踏ん張り、下部組織出身の山口真司や特別指定の松下佳貴をデビューさせる余裕を見せながら7-1で勝利を収めた。

 清水エスパルスはFC東京相手に鄭大世のJリーグ復帰後初ゴールで先制したものの、70分に負傷から復帰した太田宏介に直接FKを決められ同点に。1-1でまたしても勝利を掴みそこなった。

 ベガルタ仙台対アルビレックス新潟は他会場と対照的に0-0のまま後半アディショナルタイムまで進行する。しかし、94分に山本康裕が劇的な決勝ゴール。新潟がアウェイで貴重な勝ち点3をもぎ取った。

 ACLの関係で柏レイソル対ヴァンフォーレ甲府とガンバ大阪対湘南ベルマーレは30日に、天皇杯1回戦に臨んだ松本山雅FCとモンテディオ山形の一戦は来月23日に行われる予定となっている。

 29日に開催された全6試合の結果は以下の通り。

清水 1-1 FC東京
横浜FM 4-0 浦和
仙台 0-1 新潟
川崎F 1-3 鹿島
神戸 7-1 鳥栖
広島 5-2 名古屋

【了】

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