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5試合連続フル出場も「納得していない」。山口「押し込まれる展開で何ができるか」

text by 編集部 photo by Getty Images

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山口蛍【写真:Getty Images】

【日本 6-0 アフガニスタン 2018年ロシアW杯アジア2次予選】

 日本代表は8日、イランのアザディスタジアムで行われたロシアW杯アジア2次予選第3戦でアフガニスタンと対戦し、6-0で勝利した。

 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が「理想的な形だった」と称えた4点目は、山口蛍の前線への飛び出しから生まれた。侵入してきたこのボランチをアフガニスタンの選手たちは全く捕まえることができず、山口は岡崎慎司に“決めるだけ”のゴールをプレゼントした。

 試合を通して山口と長谷部誠にはマンマークがついていた。そこで山口は「ハセさんと話しながら」あえて前目にポジションをとることで相手を引き連れ、CBがフリーでボールを捌けるよう導いた。

 カンボジア戦に続き、この日のスタメンもボランチから前は全員海外組という布陣だった。その中で山口はフル出場を果たした。だが本人は「僕自身、納得してない」という。この2試合はいずれも守備的な相手との対戦であり、山口としては「押し込まれる展開の試合で、自分たちが何をできるかやってみたい」という思いがあるからだ。

 東アジアカップも含めれば、この日で5試合連続フル出場となった山口。国内組として結果を残し続けるダイナモは、更なる高みを目指している。

【了】

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