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リバプールMFアイブ、ナイジェリア代表入りを断りイングランド代表を目指す

text by 編集部 photo by Getty Images

リバプールMFアイブ、ナイジェリア代表入りを断りイングランド代表を目指す
ジョードン・アイブ【写真:Getty Images】

 リバプールで昨季後半戦から徐々に存在感を増しつつあるジョードン・アイブは自身の将来に向けて大きな決断を下したようだ。英紙『ミラー』が報じている。

 これまでイングランドの各年代別代表としてプレーしてきたアイブには、父の祖国ナイジェリアからA代表入りの誘いが届いていた。しかし、オファーを出したサンデー・オリセー監督は自らのツイッターでアイブの招集を断念したと明かしている。

「ジョードン・アイブの家族は、息子がイングランド代表招集を念頭に置いていると私に電話してきた。我々はうまくいくよう願っている」

 イングランド代表のロイ・ホジソンはアイブの招集について問われ、「私の態度は明らかだ。私はイングランドのために戦いたいと思っている選手を求めている。代表を選ばせないために数分間だけプレーさせるつもりはない」と国に貢献する意欲のある者のみを歓迎する発言を残していた。

 現在ギャレス・サウスゲイト監督率いるイングランドU-21代表で主に活動しているアイブに対しても同じ姿勢を求め、他の選手たちと同じスタートラインからポジション争いをさせなければならないとホジソン監督は説く。だが、近い将来の招集は否定しなかった。

「次の試合での招集については不可能からほど遠い。だが呼んだとしても起用しないかもしれない。我々は他の国の心配をしていないからね」

 アイブが父の祖国か自分の育った国かを決断し、仮にプレー時間がなくても他の国を選択しない保証があればイングランド代表に招集するという姿勢を崩さないホジソン監督。今回オリセー監督がナイジェリア代表の撤退を明らかにしたことで、リバプール育ちの有望株が“スリーライオンズ”のユニフォームに袖を通す日が近づいたかもしれない。

【了】

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