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C・ロナウドが輝けなかった3つの理由。支配率、モドリッチ、ベイル…その原因とは?

リーガエスパニョーラ第4節、レアル・マドリーはホームでグラナダに1-0と勝利。しかし、2試合で8ゴールと爆発したクリスティアーノ・ロナウドは一転して無得点と沈黙。考えられる3つの理由とその原因とは?

text by 海老沢純一 photo by Getty Images

存在感がなかった背番号7

C・ロナウドが輝けなかった3つの理由。支配率、モドリッチ、ベイル…その原因とは?
チームはベンゼマの得点で1-0と勝利を手にした【写真:Getty Images】

 8ゴール。通常、ウイングに位置する選手にとってはシーズンで8ゴールというだけでも十分に成功と称えられる数字である。一方でクリスティアーノ・ロナウドにとっては、わずか2試合で奪える得点数でもある。

 年間にすると50得点も期待できるロナウドは、開幕の2試合でゴールを挙げられなかったことで、わずかながら批判の声も出ていた。その中で迎えたリーガエスパニョーラ第3節エスパニョール戦で5ゴール、続くCLシャフタール・ドネツク戦で3ゴールを決めて周囲の声をかき消した。

 そして迎えたリーガ第4節グラナダ戦。好調の中、ホームで、昨季17位のチームが相手となれば否が応でも期待が高まる。

 チームはベンゼマの得点で1-0と勝利を手にした。しかし、グラナダは決して力負けはしていなかった。立ち上がりから何度かチャンスも作り出し、20分にはオフサイドの判定となったものの決定的なシーンも演出していた。

 その中でロナウドは無得点。グラナダの攻撃と、それを防いだGKケイロル・ナバスの好パフォーマンス、ベンゼマの勝負強さの前では背番号7は「存在感がなかった」と言われるだろう。

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