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キエーボ下したインテル、13年ぶり開幕4連勝。長友は出場せず

text by 編集部 photo by Getty Images

キエーボ下したインテル、13年ぶり開幕4連勝。長友は出場せず
マウロ・イカルディはGKをかわして今季初ゴール【写真:Getty Images】

【キエーボ 0-1 インテル セリエA第4節】

 開幕戦から3連勝で首位に立つインテルは20日、セリエA第4節で2位のキエーボと対戦した。

 ファン・ジェズスを負傷で欠くインテルは左SBにアレックス・テレスを加入後初の先発で起用。長友佑都はベンチスタートとなった。

 序盤はホームのキエーボがシンプルな展開からチャンスを多く作る。35分にはニコラ・リゴーニとヴァルテル・ビルサの2人でボールを奪取して右へ大きく展開すると、アルベルト・パロスキの折り返しにリッカルド・メッジョリーニが飛び込む。だがこれはガリー・メデルが何とか足を出して難を逃れた。

 一方のインテルは42分、A・テレスのスローインからジョフレー・コンドグビアがペナルティエリア内へロングボールを送り、DFが処理を誤ったところにマウロ・イカルディが詰めて先制点を奪う。それまでほとんど存在感のなかったエースがゴール前で冷静さを発揮して今季初ゴールを挙げた。

 ビハインドを背負って後半を迎えたキエーボは相変わらずチャンスを決め切れず、ボールロストからカウンターを食らう場面が目立つ。しかしインテルも好機を生かせず両チームとも決め手を欠いたまま時間だけが進んでいく。

 インテルはジェイソン・ムリージョが太ももを痛めて交代を余儀なくされるなどトラブルもあったが、後半アディショナルタイムにキエーボが見せたCB2人を前線に上げるパワープレーもしのぎきり13年ぶりの開幕4連勝を飾って単独首位をキープしている。

 キエーボはいい流れを生かせず悔しい今季1敗目。終盤には判定に抗議したロランド・マラン監督が退席を命じられるなど、スコア以上に悔しい敗戦となった。

【得点者】
42分 0-1 イカルディ(インテル)

【了】

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