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J2水戸、“ベトナムのメッシ&ピルロ”をトライアルに招待

text by ベトナムフットボールダイジェスト photo by Getty Images

J2水戸、“ベトナムのメッシ&ピルロ”をトライアルに招待
J2水戸が“ベトナムのメッシ&ピルロ”をトライアルに招待【写真:Getty Images】

 J2の水戸ホーリーホックがホアン・アイン・ザライ(HAGL)の期待の若手、FWグエン・コン・フオンとMFグエン・トゥアン・アインをトライアルに招いている。両選手は、「黄金世代」と呼ばれた昨年のU-19ベトナム代表の中心選手として活躍した。

 ベトナム国内では、ファンの間で“ベトナムのメッシ”、“ベトナムのピルロ”と呼ばれている。

 水戸は、かつて現ベトナム代表監督の三浦俊也氏が率いたこともあるクラブ。水戸は以前から両選手に注目し、獲得に向けて動いた。今年初めには、小原光城強化部長らがHAGLを視察に訪れている。トライアルで両選手の実力が認められれば、正式に契約をかわす考えだ。

 グエン・コン・フオンは、「水戸はJ2に所属しているが、J2のレベルはVリーグよりもかなり上だと思う。もし行くことが出来れば、多くの経験が積めて自分も成長できるだろう」と述べた。

 両選手は今季、HAGLのトップチームに昇格。選手の殆どが20代前半という若手主体で臨んだHAGLは一時、最下位に転落するなど厳しいシーズンを送ったが、14位中13位(最下位が降格)と、ぎりぎりのところで残留を決めた。

なお、ベトナムサッカー連盟(VFF)副会長でHAGLの会長も兼任するドアン・グエン・ドゥック氏は、予てよりラフプレーの多いVリーグで、若い選手を消耗させたくないとしており、テクニック重視の海外リーグで若手に経験を積ませることを計画していた。

 “ベトナムのメッシ”ことグエン・コン・フオンには、J2のアビスパ福岡、Aリーグのセントラルコースト・マリナーズとニューカッスル・ユナイテッド・ジェッツなども興味を示していた。

【了】

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