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クロップ新監督、“自己流哲学”でリバプールに改革宣言「フルスロットルで限界まで戦う」

text by 編集部 photo by Getty Images

クロップ新監督、“自己流哲学”でリバプールに改革宣言「フルスロットルで限界まで戦う」
リバプールの指揮官に就任したユルゲン・クロップ新監督【写真:Getty Images】

 リバプールの新監督に就任したユルゲン・クロップ氏が9日に就任会見に臨んだ。クラブのオフィシャルサイトでコメントを発表している。

 成績不振によりブレンダン・ロジャース監督を解任したリバプールは、後任候補としてクロップ氏やカルロ・アンチェロッティ氏の名前が挙がっていたが、2010/2011シーズンと2011/2012シーズンにドルトムントでブンデスリーガ2連覇を達成するなどして功績を残していたクロップ氏を招聘することを選んだ。

 会見に臨んだクロップ新監督は冒頭で「まず、私は素晴らしい機会を与えてくださったオーナー陣に感謝したいと思う。彼らは私にとても明確なビジョンを提示し、彼らの野望と仕事の流儀を共有した」と語り、招き入れたリバプールのオーナー陣に対して感謝の言葉を述べている。

 一方で、チームについては「勝つことは重要だが、勝利を手にするためにどのような戦い方をするかも重要だ。私はとても感情的に、とても速く、とても力強く戦う哲学を持っている。だから、チームには1つ1つの試合でフルスロットルでプレーし、限界まで頑張ってもらう必要がある」とコメントし、自分の持つ“クロップ流哲学”をチームに反映する考えを示した。

 そして、サポーターに関しては「リバプールのサポーターは特別で、信じられないほど素晴らしい雰囲気を作り出す。アンフィールドは世界有数のホームだよ。私はそのようなサポーターたちと関係を構築したいと思っている」とし、サポーターと共に戦っていく構えを示している。

 リバプールはプレミアリーグ第8節が終了した時点で3勝3分2敗の10位につけていた。チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内とは勝ち点3差開いているが、クロップ新監督の新しい哲学をチームに吹き込んだリバプールは、上位進出となるだろうか。

【了】

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