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”野戦病院”と化したレアル、代表戦で負傷者が増え緊急事態に

text by 編集部 photo by Getty Images

”野戦病院”と化したレアル、代表戦で負傷者が増え緊急事態に
フランス代表戦で負傷したカリム・ベンゼマ【写真:Getty Images】

 リオネル・メッシやアンドレス・イニエスタを負傷で失ったバルセロナの危機的状況はすでに報じられている通りだが、ライバルのレアル・マドリーも負傷者の続出に苦しんでいる。

 エースストライカーのカリム・ベンゼマはフランス代表の一員として8日のアルメニア戦に出場して2ゴールを挙げたが、ハムストリングに重度1の損傷を負って途中交代。スペイン紙『アス』によれば2~3週間の離脱となり、17日のレバンテ戦や21日のパリ・サンジェルマン(PSG)戦欠場が濃厚になった。

 右SBのダニエル・カルバハルは、代表ウィーク前のアトレティコ・マドリー戦で右足首を負傷し、全治3週間と見られている。当然スペイン代表からの招集も辞退して治療に励んでいる。

 また、DFセルヒオ・ラモスも肩を負傷しながら無理をしてアトレティコ戦に出場したことで、スペイン代表に合流できなかった。チームの医療スタッフにベストコンディションでないと判断され、レバンテ戦とPSG戦への出場は様子を見ながらになる。

 CBの相方ペペもハムストリングの負傷で離脱中のため、今後もラファエル・ヴァランやナチョが代役を務めていく見込みだ。

 マドリード・ダービーの3日前に先月行われたコロンビア代表の試合で負傷した箇所を再び痛めてしまったハメス・ロドリゲスもしばらく戦列を離れる。『アス』紙によれば少なくとも2週間は起用できないという。

 ガレス・ベイルやダニーロは復帰に近づいているが、相次ぐ負傷者で“野戦病院”と化した現状を見ればその喜びも半減してしまう。5人が離脱したマドリーにとって、代表ウィーク明けはチームの総合力が試される2週間となりそうだ。

【了】

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