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本田の定位置はベンチ? ミラン、新布陣導入でトップ下消滅か

text by 編集部 photo by Getty Images

本田の定位置はベンチ? ミラン、新布陣導入でトップ下消滅か
本田圭佑の未来は…【写真:Getty Images】

 リーグ序盤から苦しい戦いが続いているミランは、代表ウィーク明けに大胆なシステム変更に踏み切るようだ。

 伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は早くも17日のトリノ戦に向けた予想スタメンを掲載しているが、システムはこれまでの4-3-2-1から両サイドMFを置いた4-4-2に変わっている。

 それに伴ってトップ下が消滅したため、本田圭佑の名前はベンチメンバーのリストに書き込まれた。新生ミランの中盤はボランチにリッカルド・モントリーボとアンドレア・ベルトラッチ、両サイドMFにジャコモ・ボナベントゥーラとユライ・クツカと予想されている。

 また伊紙『トゥットスポルト』もミランの布陣変更に言及し、出場機会が激減しているアレッシオ・チェルチがウィングとして起用されるオプションも考えられると述べている。

 現在のミランに純粋なウィングプレーヤーは少なく、セントラルMFタイプの選手が多い。ボナベントゥーラやクツカも縦への突破力を武器にしているわけではない。そのためチェルチが本領を発揮できる土台が整ったとも言える。

 それでも心配されるのは本田の動向だ。代表ウィーク前最後のゲームとなったナポリ戦に0-4で敗れた後、クラブを批判するような発言を残してから一気に風向きが悪くなった。すでに1月の放出候補筆頭とも報じられ、スペイン1部のバレンシアやイングランド方面へ移籍する可能性も伝えられている。

 仮にシニシャ・ミハイロビッチ監督が4-4-2を導入すれば、トップ下を本職とする本田の居場所は本格的になくなってしまう。この決断によってチーム状態が上向けばさらに立場は厳しくなり、ピッチ上で完全に居場所を失ってしまうかもしれない。

【了】

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