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EURO2016 9年前

自国開催のEURO迎えるフランス代表。指揮官の“嬉しいお悩み”とホスト国特有のハンデとは?

text by 小川由紀子 photo by Getty Images

ホスト国としてのハンデとプレッシャーを抱えるフランス代表

自国開催のEURO迎えるフランス代表。指揮官の“嬉しいお悩み”とホスト国特有のハンデとは?
開催国であるフランス代表はホスト国としてのハンデもある【写真:Getty Images】

 そんな明るいムードのフランス代表ではあるが、予選という一戦一戦が緊張感をともなう試合の中でチームを作り上げてきた他国と違い、相手チームの真剣度も低くトライアル感覚の拭えない親善試合でチーム作りをしているホスト国特有のハンデはやはりある。

 ここ数試合での好調もまだ強固なものでは決してなく、1、2試合の敗戦で揺らいでしまうような脆いものだ。なにより、本戦ではホームで戦うというポジティブ、ネガティブ両面でのプレッシャーもある。

 数週間前、バスケットボールの欧州選手権でも優勝候補と言われていたフランス代表はホーム試合のプレッシャーに屈して準決勝で敗退してしまった。

 この後、本戦直前合宿中のテストマッチ前には4試合しか実戦のチャンスはない。ひとまず11月に予定されているW杯王者ドイツ、今予選全勝のイングランドとの強豪対決が、仕上がり具合を試す貴重な試験場だ。

【了】

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