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香川真司 9年前

香川VS武藤の初戦は「普通でない状況」。5戦ぶり勝利へ、ドルト指揮官“第二の故郷”に挑む

ブンデスリーガ第9節、ドルトムントはアウェイでマインツと対戦。香川真司と武藤嘉紀による新たな日本人対決の初戦はトーマス・トゥヘル監督の古巣凱旋試合となる。ここ5試合勝ち星のないドルトムントにとって、指揮官の“第二の故郷”での一戦は重要な意味を持つだろう。

text by 本田千尋 photo by Getty Images

祝福か反発か、マインツファンの反応は2つに

香川VS武藤の初戦は「普通でない状況」。4戦ぶり勝利へ、ドルト指揮官“第二の故郷”に挑む
今季の活躍ですっかりマインツの顔となったユヌス・マリ【写真:Getty Images】

 トーマス・トゥヘルが帰ってくる。2015年10月16日、第9節からブンデスリーガは再開する。ボルシア・ドルトムントは、マインツとのアウェイ・ゲームに臨む。

 15日付の『キッカー』誌は、「マインツへの帰還」と記した。現在ドルトムントを率いるトゥヘルが、およそ1年半ぶりに古巣へと顔を見せることになる。

 09/10シーズンから、5年に渡ってマインツを率いていたトゥヘルは、13/14シーズンの最後に辞任した。14年5月11日にクリスティアン・ハイデルSDが会見で経緯を説明する。EL出場権を獲得する7位の好成績で終え、契約を15年まで残していたこともあって、唐突な印象を残した。

 今季の活躍ですっかりマインツの顔となったユヌス・マリは、14日付の『シュポルト・ビルト』誌に対して、前監督に対するファンの反応は2つに分かれると考える。つまり、半数は突然去ったことに反対を示し、残りの半数は祝福して支持するだろう。

 マインツの10番は「個人的には彼はここで見事な成果を成し遂げたと思う」と、かつて指導を受けたトゥヘルに敬意を示している。約1年半前、会見で辞任を伝えたハイデルSDは「私にとってトーマスが去ったことの問題はとっくに終わっているよ」と言う。ハイデルSDは、再会を楽しみにしているようだ。

 トゥヘルは、5試合ぶりの勝利を目指してマインツに帰ってくる。9月20日にレバークーゼンを3-0で下して以来、ドルトムントは公式戦で5試合勝ち星がない。リーグ戦が中断する直前のバイエルン戦は1-5で大敗した。ここで勝って再び勢いを取り戻したいところだ。

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