Jリーグが直面する“スケジュール破綻”の危機。2S制導入で生じた『変則』、今こそ夏春制移行の議論を

いよいよ残り2節となったJ1のセカンドステージ。サンフレッチェ広島が王手かけた覇権の行方、サンフレッチェと浦和レッズが同勝ち点で並ぶ年間総合1位争い、そして年間王者を決めるチャンピオンシップへ。今シーズンから導入されたクライマックスへ向けて盛り上がっていく当初の青写真に、飛び石となる変則スケジュールが冷や水を浴びせている。有効な解決策はあるのだろうか。

2015年10月28日(Wed)12時13分配信

text by 藤江直人 photo Getty Images
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早くも迎えた『ホーム最終戦』に覚えた違和感

Jリーグが直面する“スケジュール破綻”の危機。2S制導入で生じた『変則』、今こそ夏春制移行の議論を
ホーム最終戦でサポーターに挨拶した湘南ベルマーレの曹貴裁監督【写真:Getty Images】

 10月最終週に行われたJ1のセカンドステージ第15節に対して、ある種の違和感を覚えたファンやサポーターも多かったのではないだろうか。

 松本山雅FC、湘南ベルマーレ、清水エスパルス、そしてベガルタ仙台の4チームが今シーズンのホーム最終戦を迎え、試合後にはそれぞれのスタジアムでセレモニーが開催された。

 もっとも、各チームともまだ2試合を残していて、しかも最終節は1ヶ月近くも先の11月22日だ。必然的にセレモニーは中途半端なものとなり、どことなく空疎感すら漂った。

 たとえば、3度目の挑戦でJ1残留を成就させた湘南ベルマーレ。最初にマイクを握った眞壁潔代表取締役会長は、こんな言葉とともに挨拶を終えている。

「我々のシーズンはまだ終わっていません。(中略)いま、監督の曹(貴裁)から丁寧な挨拶ができる言葉は出てきません。なぜなら、明日も戦うからです。従いまして、簡単な挨拶をもらいます」

 昨シーズンは「すべての選手たちに大きな拍手をください」と熱く訴え、スタンドから万雷の拍手を浴びた曹貴裁監督も、さすがに短い言葉で締めくくらざるをえなかった。

「あと2試合ありますが、1年間ありがとうございました。何かしゃべっちゃいけない雰囲気なので終わります。来年も頑張りましょう。お疲れさまです」

 昨シーズンのスケジュールを振り返ると、11月29日の第33節と12月6日の最終節で、それぞれホーム最終戦が9試合ずつ行われている。

 ベルマーレをはじめとする4チームが、歪なスケジュールを強いられたのはなぜなのか。来シーズンの日程を組む上でしっかりと検証し、可能ならば公正な形に修正されるべきだろう。

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