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欧州でゼロからのクラブづくり。FCバサラマインツの挑戦【01】岡崎慎司の願い

シリーズ:FCバサラマインツの挑戦 text by FC Basara Mainz photo by FC Basara Mainz

「日本人はもっともっと世界で活躍できる」

欧州でゼロからのクラブづくり。FCバサラマインツの挑戦【01】岡崎慎司の願い
日本人がここドイツで大きな挑戦をして、世界に羽ばたき「ダイヤモンドの様に輝いて欲しい」それがクラブ創設の理念【写真:FC Basara Mainz】

 では、そのマインツの地になぜFC Basara Mainzを創設したのかと言いますと、その設立には日本代表の岡崎慎司選手が深く携わっています。岡崎慎司選手が発案しアドバイザーとして、その滝川第二高校サッカー部時代の先輩である山下喬が会長として2014年7月にクラブを興しました。

 山下は高校卒業以降、主にマインツで生活をしていて、マインツ05育成年代のコーチを務めていたことがあります。また岡崎慎司選手はご存知のように昨季までマインツ05に所属していました。その彼らが海外生活を通して感じた事は、「日本人はもっともっと世界で活躍できる」ということ。

 ただ日本は物理的な距離もあり、なかなかそのきっかけが掴めない。それなら「自分たちで日本人にチャンスを与える場所を作ればいい」という想いから、慣れ親しんだマインツの地でクラブを創設しました。その想いを体現すべく、チーム名にはサンスクリット語で「金剛石(ダイヤモンド)」の意味を持ち、戦国時代には「下克上」の風潮を表す言葉として用いられた「BASARA」を取り入れました。

 日本人がここドイツで大きな挑戦をして、世界に羽ばたき「ダイヤモンドの様に輝いて欲しい」それがクラブ創設の理念です

 次回は「なぜ私がバサラで仕事をするようになったのか」をご紹介します。お楽しみに。

※FC Basara Mainzでは共に戦う選手、スタッフ(コーチ、トレーナー、メディカル、マネジメント)を募集しています。お気軽にホームページもしくはFacebookよりお問い合わせください。

【了】

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