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セリエA 8年前

インテルはセリエAの主役に戻れるか。優勝争いを懸けて首位ローマと激突

イタリア・セリエA第11節でインテルは首位ローマと対戦する。ここまで4位と好調を維持するインテルにとって、この大一番は“復権”をアピールするチャンスだ。果たして、インテルはセリエAの主役に戻れるのだろうか。

text by Keiske Horie photo by Getty Images

セリエAで4位につけるインテル

インテルはセリエAの主役に戻れるか。優勝争いを懸けて首位ローマと激突
セリエAで4位につけるインテル【写真:Getty Images】

 長く低迷に苦しんできたインテルは、今季セリエAの主役に返り咲くことができるのだろうか。

 現在4位と好調を維持する“ネラッズーリ(青と黒を意味するインテルの愛称)“は、今節首位ローマと対戦する。

 昨冬にロベルト・マンチーニ監督が復帰して以降、クラブは積極的な補強を敢行。先発メンバーのほとんどを入れ替えるという荒療治を行ない、確実に戦力を上積みしてきた。

 とりわけ顕著に改善が見られるのが守備だ。センターバックにミランダとジェイソン・ムリージョという実力者を迎え、ここまでリーグ最少である総失点「7」を記録している。

 一方、攻撃陣では指揮官の理想であるサイドアタッカーを中心に補強。セリエAでの実力は折り紙つきのステバン・ヨベティッチと、ドイツからの刺客イバン・ペリシッチ、ローマで燻っていたアデム・リャイッチを獲得した。欧州ビッグクラブから引く手あまたのFWマウロ・イカルディの引き留めに成功し、強力なアタックユニットを構成している。

 それでも、ここまではイカルディが「パスが来れば決められる」と語る通り、攻撃の連動性には課題を残している。しかしながら、まずは堅守を築き上げ“負けないチーム”を作り上げたことで選手たちは自信を取り戻したように見える。コンビネーションでの崩しはチームが成熟していくことで見られるようになるだろう。

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