日本でヤマザキナビスコカップ決勝が行われていたのと同じタイミング31日に韓国でもFA杯決勝が行われていた。

　この一戦に先発出場したFCソウルの高萩洋次郎は33分、味方からのパスを胸でコントロールし、地面に落としてから冷静に右足を振り抜くとドライブ回転がかかったボールはGKの手をかすめ、ゴールネットに突き刺さった。

　FCソウルは72分に追いつかれるものの、88分にアドリアーノ、90分にマウリシオ・モリーナが立て続けにゴールを陥れて仁川ユナイテッドに劇的勝利を挙げ、1998年以来17年ぶり2度目のFA杯優勝を遂げた。

　準決勝でも1ゴール1アシストの活躍で勝利に貢献していた高萩は、この試合のマン・オブ・ザ・マッチ（MVP）に選ばれている。

　また、FA杯優勝のFCソウルは来年のAFCアジアチャンピオンズリーグ出場権も獲得した。今年は決勝トーナメント1回戦でガンバ大阪に敗れてしまったが、来年もアジアの舞台で日本勢を苦しめるに違いない。

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