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出ずっぱりの香川、いよいよ休養か。ダービー前のELガバラ戦、トゥヘルの選択は?

ドルトムントは5日、ヨーロッパリーグ(EL)のグループC第4節ガバラ戦を迎える。ホームで行われる一戦だが、世間の関心は8日に行われるシャルケとのレヴィア・ダービーに向いている。連戦が続く中、試合に出場し続けている香川真司ら主力に休養を与えるには格好のタイミングとなるが…。

text by 本田千尋 photo by Getty Images

チームの成熟度アップへ、控えメンバー起用も

出ずっぱりの香川、いよいよ休養か。ダービー前のELガバラ戦、トゥヘルの選択は?
トーマス・トゥヘル監督【写真:Getty Images】

 世相はダービーを見据えている。日曜日にはライバル=FCシャルケ04との試合が迫る。2015年10月31日に行われたブレーメン戦の後で、監督トーマス・トゥヘルは「もちろん我々はその試合を楽しみにしているよ」と話した。初めてのダービーとなるユリアン・バイグルも「特別な試合」と答えている。

 しかしレヴィア・ダービーの3日前には、ヨーロッパリーグのグループC第4節がある。指揮官トゥヘルは言う。

「しかしまずガバラとのヨーロッパリーグの試合が控えている。木曜日に我々はグループリーグの突破を確定させたい。そこに今は完全に集中している」

 5日の木曜日にボルシア・ドルトムントは、ガバラFKをホームに迎える。グループステージを折り返して、ドルトムントは勝ち点7で首位に立つ。ガバラは勝ち点1で最下位だ。

 この試合でドルトムントが勝ち点3を積み上げ、もう一方の試合でクラスノダールがPAOKに勝利すれば、グループCの突破が決まるという状況である。トゥヘルは「突破を確定させたい」ようだ。

 EL本戦の開幕に当たって、主将のフンメルスはグループステージを「宿題」と表現したが、「宿題」は片付けられるうちに片付けてしまいたい、といったところだろうか。そうすれば、残りの2戦では主力を休ませ、控えのメンバーを起用して連係を深め、チーム全体の成熟度を上げることができる。

 そこで「宿題」を片付けてしまうために、考えられるベストメンバーで臨むのかどうかが、ガバラ戦の焦点と言えそうだ。

 例えばGKの起用法を見ると、リーグ戦とカップ戦にはビュルキを使い、ELにはバイデンフェラーを用いるといったように、トゥヘルは国内の試合を軸に考えているところがあるようである。

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