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ドーピング陽性のD・ザグレブMFが4年間出場停止に。指揮官は擁護「馬鹿げている」

text by 編集部 photo by Getty Images

ドーピング陽性のD・ザグレブMFが4年間出場停止に。指揮官は擁護「馬鹿げている」
4年間の出場停止を科されたアリヤン・アデミ【写真:Getty Images】

 クロアチア1部のディナモ・ザグレブは20日、MFアリヤン・アデミがUEFAから4年間の出場停止処分を受けたと発表した。

 アデミは9月16日のチャンピオンズリーグ(CL)アーセナル戦後に実施されたドーピング検査で禁止薬物の陽性反応が出ていた。

 これを受けた本人は無実を訴える。英『BBC』によれば「僕は罪を犯していないし、何も間違ったことはしていない。出場停止については知らない。今はひどい気分だ」と述べているという。

 ディナモ・ザグレブのゾラン・マミッチ監督もアデミを擁護する。20日の記者会見で「UEFAの決定は理解できない。4年間の出場停止なんて馬鹿げている。UEFAはアーセナルやバイエルン・ミュンヘン、マンチェスター・シティや他のビッグクラブだったらどうするだろうか」と憤慨し、処分を決めたUEFAの姿勢を痛烈に批判している。

 ビッグクラブに比べて規模の小さいディナモ・ザグレブが不当な扱いを受けていると主張するマミッチ監督は「我々はアデミを守り、クラブを、クロアチアサッカー界を守りたい。なぜならこれは我々全員にとって大きな痛みだからだ」と、チームの副主将を務めるアデミへの信頼を強調した。

 マケドニア代表としても活躍し、ディナモ・ザグレブの中盤に欠かせない存在として重用されてきた24歳のアデミ。今回のドーピングスキャンダルでキャリアの岐路に立たされている。

【了】

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