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ドルト、香川の劇的弾で大一番制す! 首位バイエルンとの勝点差を5に縮める

text by 編集部 photo by Getty Images

ドルトムント、後半終盤に香川の土壇場勝ち越し点で大一番制す!
決勝点を決めた香川真司【写真:Getty Images】

【ヴォルフスブルク 1-2 ドルトムント ブンデスリーガ 第15節】

 ブンデスリーガ第15節が現地時間5日に行われ、ドルトムントはヴォルフスブルクのホームに乗り込んで対戦。後半終盤に途中出場の香川が決勝点を決め、ドルトムントが2-1の勝利をおさめた。

 ドルトムントは好調をキープしているガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンをワントップに起用。前節スタメン出場だった日本代表MF香川真司はベンチスタートとなっている。

 試合開始直後からドルトムントにチャンスが訪れた。3分にはゴール前のフリーキックからイルカイ・ギュンドアンが直接ゴールを狙うもバーに弾かれる。直後の4分には再びフリーキックから、5分にはコーナーキックから立て続けにチャンスを作るも得点を決めることができない。

 対するヴォルフスブルクは31分、アンドレ・シュールレが左サイドから中央に切り込みシュートを放つもゴール左に外れる。序盤の勢いがおさまりかけていたドルトムントだったが、先制点を決めることに成功する。

 32分に前線から積極的にプレスを仕掛けると、相手選手がボールを失い、そのボールを拾ったロイスがGKディエゴ・ベナーリオを交わしてゴールを決めた。その後はヴォルフスブルクに押される展開が続いたが、1点リードのまま前半を折り返す。

 後半に入って55分にギュンドアンに代わって香川が途中出場を果たした。59分にはその香川がシュートを放つもGK正面。反対に60分には、GKロマン・ビュルキのパスミスから決定的なピンチを迎えるも自らファインセーブを見せてゴールを許さない。直後の62分にも危ない場面を迎えたが、再びファインセーブを見せてピンチを切り抜けた。

 その後も攻められる時間帯が続き、守備陣が必死のディフェンスを見せていたが、90分にペナルティエリア内でファールを取られてしまいPKを献上。このPKをリカルド・ロドリゲスに決められ同点に追いつかれてしまう。

 このままドローで終わるかと思われた93分に香川が見せる。左サイドからのクロスに香川がゴール前で合わせ勝ち越し点を決めた。そのまま試合は終了し、ドルトムントが2-1で勝利した。今季公式戦で25得点を決めているオーバメヤンは不発に終わっている。

 ドルトムントは3位のヴォルフスブルクとの大一番に勝利したことにより、リーグ戦2連勝となっている。同日ボルシアMGに敗北したバイエルン・ミュンヘンとの勝点差を5に縮めた。次節、13日にフランクフルトと対戦する。

【得点者】
32分 0-1 ロイス(ドルトムント)
90分 1-1 ロドリゲス(ヴォルフスブルク)
93分 1-2 香川(ドルトムント)

【了】

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