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クラブW杯へ必見! 波乱のヒントがここに…デポルが示した新たな“対バルサ戦術”

リーガ・エスパニョーラ第15節、バルセロナはホームにデポルティボを迎え、2点のリードを手にしながら終盤の2失点で勝ち点1におわった。クラブW杯に向けての来日直前のこの一戦で、デポルティボは対バルサ用の新たな戦術を示した。

text by 海老沢純一 photo by Getty Images

まさかの3戦未勝利での来日

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デポルティボは対バルサ用の新たな戦術を示した【写真:Getty Images】

 2011年、ネイマールを擁するサントスを相手にハーフコートマッチともいえる一方的な展開で4-0と勝利を収めて世界一のタイトルを手にしたバルセロナ。クラブW杯は、2013年大会からモロッコに開催国を移したが今年、そのバルサとともに日本に再び戻って来る。

 バルサの今季をざっと振り返ってみると、まずリーグ開幕前に行われたUEFAスーパーカップでは同じくスペインのセビージャを相手に延長戦の末に5-4で勝利。その後に行われたスペイン・スーペルコパではビルバオと対戦してアウェイでの1stレグで0-4と大敗。ホームでの2ndレグでは1-1のドローで2試合合計1-5と完敗を喫した。

 スーパーカップで1つタイトルを手にしたものの、3試合で9失点という守備が不安視される中で開幕したシーズンでは序盤に苦戦を強いられたものの、奇しくもメッシの負傷を機にネイマールが“覚醒”。ここまでリーガで11勝1分け2敗の勝ち点34で首位、CLグループステージでも4勝2分けの無敗で首位通過を決めた。

 特に、11月21日に行われたリーガ第12節でのレアル・マドリーとのクラシコではアウェイにも関わらず4-0と宿敵を粉砕。続くCLローマ戦では6-1、リーガ第13節レアル・ソシエダ戦では4-0と大量点を連発した。

 しかし、リーガ第14節バレンシア戦で1-1のドローに終わると、CLレバークーゼン戦でも1-1、そして今回のリーガ第15節デポルティボ戦では2点差を追い付かれて2-2のドロー。まさかの3戦未勝利での来日となった。

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