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長谷部、7試合未勝利に悔しさ滲ませる「走られた選手に付けきれなかった」

text by 編集部 photo by Getty Images

長谷部、7試合未勝利に悔しさ滲ませる「走られた選手に付けきれなかった」
中盤の要としてフル出場を果たした長谷部誠【写真:Getty Images】

 フランクフルトに所属する日本代表MF長谷部誠が、現地時間13日に行なわれたドルトムント戦に敗戦した悔しさを語った。

 長谷部はこの試合も先発出場を果たしている。6分にアレクサンダー・マイアーのゴールで先制したが、24分にドルトムントのヘンリク・ムヒタルヤンに同点ゴールを許してしまう。

 前半終了間際にはスロボダン・メドイェビッチが2枚目のイエローカードを貰い数的不利になると、57分には途中出場で入った日本代表MF香川真司のアシストからピエール=エメリク・オーバメヤンにゴールを決められ逆転された。その後、2点を追加されたフランクフルトは1-4で敗戦している。

 前半のうちに味方選手が退場してしまったことについて、長谷部は「一人少なくなったことは、非常に厳しい戦いになった要因ではありますが、11対11の状況でも危ない場面はたくさんありましたし、いつかはちょっとやられるかなという雰囲気はありました。そういう意味では、試合を通して非常に難しい試合になったと思います」と語り、全体的に押される展開が多かったことを明かした。

 敗戦した要因に関しては「ドルトムントは次から次へ裏に走ってくるので、しっかり付けきれなかったというのはが1つありますね。1点目も2点目も走られた選手にやられているので、その走られた選手にしっかり付くというのは出来てなかったと思います」とコメントし、マークが甘かったことを敗戦した原因の一つに挙げている。

 ドイツ杯も合わせると最近7試合で未勝利が続いている状況については「チームもけが人とか出場停止とか、なかなかメンバーが揃わないので、やっていても非常に苦しいと言いますか、なかなか上手くいかないというのがあります。何かをきっかけに変えていかないといけないし、次の試合では絶対に勝ち点3を取らないといけないと思います」と語り、勝てていない状況に悔しさを滲ませている。

 また、対戦相手のドルトムントに所属する日本代表MF香川真司については「2点目は彼にやられましたし、彼はリズムを持っているので、やりにくかったです。自分たちが1人少なくなって、中盤で激しくいけなくなったのもありますし、チャンスの糸口すらつかめない感じがあったので、難しかったです」と語り、一人少なくなったことで香川に対するマークが甘くなったことを明かしている。

 ドルトムント戦の敗戦により、リーグ戦4連敗となったフランクフルト。勝てない状況が続いているが、次節は下位で争っているブレーメンが相手ということもあり、是が非でも勝利を掴み取りたいところだ。

【了】

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