全国高校サッカー選手権の1回戦が各地で行われ、強豪校が続々登場した。

　湘南ベルマーレ入団内定のMF神谷優太擁する青森山田は島根県代表の大社と対戦。前半は1-2でリードされていたが、後半に高橋壱晟が2ゴールを奪って3-2で逆転勝利を収めた。

　創部7年で初めての高校選手権出場を勝ち取った北海道代表札幌大谷はGK坂桂輔が大活躍を披露した。0-1でビハインドを背負っていた後半にPKを決めてチームを救うと、1-1のままPK戦に突入。すると1人目のキッカーとして登場して見事成功させ、5-4で勝利。全国大会5度目の挑戦で初の初戦突破を果たした。

　宮城県代表の聖和学園は”セクシーフットボール”でおなじみの滋賀県代表野洲に7-1で大勝。失点はオウンゴールの1つにとどめ、6人で7得点を挙げる爆発力を見せつけた。

　初出場の茨城県代表明秀日立は、浅野拓磨らを輩出した名門四日市中央工に2-1で逆転勝利し、全国高校選手権で初めての勝ち星を手にした。同じ会場で行われた福島県代表の尚志と京都府代表の京都橘による一戦は、茂木星也の1点を守りきり尚志が1-0で制した。

　優勝候補に挙げられる2校も無事2回戦進出を決めている。栃木県代表の矢板中央は大分県代表の大分に2-1で勝利。福岡県代表の東福岡は岩手県代表の遠野を3-0で一蹴した。

　31日に行われた1回戦の結果は以下の通り。

札幌大谷 1-1（PK5-4） 鹿児島城西
中京大中京 4-0 初芝橋本
青森山田 3-2 大社
聖和学園 7-1 野洲
國學院久我山 1-0 広島皆実
各務原 1-0 佐賀北
藤枝東 0-0（PK3-4） 香芝
帝京第三 3-0 高松南
日大山形 0-0（2-4） 山口県鴻城
明秀日立 2-1 四日市中央工
尚志 1-0 京都橘
秋田商 0-1 鳴門
矢板中央 2-1 大分
新潟明訓 2-0 那覇西
遠野 0-3 東福岡

　来年1月2日に行われる2回戦の組み合わせは以下の通り。

星陵vs玉野光南
札幌大谷vs中京大中京
藤枝東vs各務原
正智深谷vs明徳義塾
丸岡vs松山工
駒沢大vs尚志
新潟明訓vs東福岡
米子北vs市立船橋
桐光学園vs長崎南山
青森山田vs聖和学園
鳴門vs矢板中央
富山第一vs日章学園
都市大塩尻vs神戸弘陵学園
國學院久我山vs明秀日立
帝京第三vs山口県鴻城
大津vs前橋育英

【了】