スコットランド1部のダンディー・ユナイテッド加入が正式に決まったGK川島永嗣が、2015年の振り返りと2016年でのプレーに向けて抱負を述べた。現地時間12月31日に自身のブログでコメントを公開している。

　2015年5月にベルギー1部のスタンダール・リエージュを退団した後、今日まで次の所属クラブを探し回っていた。このことについて川島は「10月半ばにレスターへ出発してから約2ヶ月半ぶりにベルギーへ戻り、今日新たな地、スコットランドに到着しました。そして、今日が今年最後の日。2015年は僕にとって大冒険の年でした」と語り、多くの出来事があったことを振り返っている。

　また、「試合に出られない日々、新たなチーム探し、新たな自分を求め、迷い、彷徨い、そして今日、ようやくここへ辿り着きました。多くの方々の支えなしにこの場所に立っていることはなかったと思います」と辛い日々を過ごしてきた中で、多くの人々に支えられてきたことを明かした。

　今後については「一人の選手として、また多くの感動を与えられるように、ここからまた精進していきたいと思います。2015年という二度と戻れない時間を皆さんと共に過ごせたことに、心から感謝したいと思います。本当にありがとうございました！　」と語り、復活を誓うと共に支えてくれた人々に感謝の言葉を贈っている。

　日本代表としては通算71試合に出場し、2010年南アフリカW杯や2014年ブラジルW杯などの大舞台でも正守護神としてゴールを守ってきた。初の海外挑戦の場として選んだベルギーで多くの経験を積んだ川島は、スコットランドという新たな地で、どのような活躍を見せてくれるのだろうか。

【了】