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チェルシー、最悪の前半戦でモウリーニョは解任。一縷の希望はヒディンクに【欧州主要クラブ中間査定】

2015/16シーズンの欧州サッカーも前半戦を終えた。タイトル獲得や昨季からの巻き返しなど様々な思惑を抱えていた各クラブだが、その戦いぶりはどのようなものだったのだろうか。今回はチェルシーを振り返る。

シリーズ:欧州主要クラブ中間査定 text by 編集部 photo by Getty Images

王者チェルシー、夏の補強は最低限に

チェルシー、最悪の前半戦でモウリーニョは解任。一縷の希望はヒディンクに【欧州主要クラブ中間査定】
昨季はリーグ制覇を遂げたチェルシーだったが…【写真:Getty Images】

 昨季のプレミア王者チェルシーの補強は必要最低限に留まった。

 ペトル・チェフ、ディディエ・ドログバ、フィリペ・ルイスの代わりにアスミール・ベゴビッチ、ラダメル・ファルカオ、アブドゥル・ラーマン・ババが加入。さらにユベントスへ放出したフアン・クアドラードの後釜にペドロ・ロドリゲスを獲得するなど数選手が入れ替わったが、昨季の優勝メンバーをベースに新シーズンに挑んだ。

 チャンピオンズリーグ(CL)はベスト16と不本意だったが、リーグ優勝に加えてキャピタルワン・カップ制覇の二冠を達成するなどジョゼ・モウリーニョ体制2シーズン目は成功だったと言える。

 しかし、これまで率いてきたクラブでは就任3シーズン目に難しい状況に陥ることが多かった。それだけに、今季はモウリーニョ監督にとっても非常に重要な1年となるはずだったのだが…。

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