本田、“誤訳問題”はなぜ起きたのか。改めて報じられた真意と本心とは

ミランは現地時間6日に行われるセリエA第18節で、ボローニャとホームで対戦する。この試合の前に、本田圭佑が再びクラブ批判をしたと現地メディアで報じられたが、誤って伝えられたものであることが判明した。なぜ、“誤訳問題”は起きてしまったのだろうか。

2016年01月06日(Wed)14時59分配信

text by 神尾光臣 photo Getty Images
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誤って伝えられた本田の発言

本田、“誤訳問題”はなぜ起きたのか。改めて報じられた真意と本心とは
ミランの本田圭佑【写真:Getty Images】

「また本田がなんか言ったらしいな。新年早々大変だな」
「キョードー・ニュースというのはどういう通信社だ?」
「実際内容はどうだったんだ? 一部は誤訳だったらしいが…」

 5日、ミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督の記者会見の直前、地元記者から質問攻めにあった。3日、本田圭佑が共同通信社の英語版のサイトで応えたインタビュー(有料)が今頃になってイタリア語に訳された。しかも彼らは「『ミランは偉大なクラブで潜在能力も高いが、問題があり自分のいる間に勝てるかどうかは別の問題。監督更迭が多すぎる。カカーやロビーニョ、トーレスなど引退間近のロートルなんか取っているからだ』などと衝撃的なクラブ批判があった」と騒いでいたのだ。

「彼はここでは(記者に対して)話さず、日本では話す。そういう状況であれば誤訳もされるし、自分も過去に母国での発言が捻じ曲げられ、訂正を求められたことがあった。真意は彼に直接聞いたらどうだ。答えを聞き出すのに成功すればの話だが」。記者会見で質問を求められたミハイロビッチ監督は、穏やかな表情で笑いを交えながら対応していた。

 そしてその通り、誤訳だったということが地元記者にも伝えられる。クラブ側は発言内容を把握しており、「カカーやロビーニョ、トーレス云々のくだりについて、『そういう素晴らしい選手たちがいたのに』と彼は言っている。引退間近のロートルとは言ってもいないこと」と会見後にクラブ広報は直ちに否定した。

 それを受けイタリアの各地元メディアは、直ちに一次情報を訂正している。監督更迭が多かった点についても経営陣にとっては面白くないことだったかもしれないが、それもミランは静観。むしろその後に、ミランチャンネルを通じアドリアーノ・ガッリアーニ副会長と会談して「自分が期待に応えらえていないことを申し訳なく思う」と謝罪したエピソードも流された。

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