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ネイマール、出廷の理由は。移籍問題でバルサ会長らに実刑の可能性

text by 編集部 photo by Getty Images

ネイマール、出廷の理由は。移籍問題でバルサ会長らに実刑の可能性
2013年にバルセロナに加入したネイマール【写真:Getty Images】

 バルセロナのブラジル代表FWネイマールが、来月初旬にスペインの裁判所に召喚されることがわかった。英『スカイ・スポーツ』など欧州各国メディアが報じている。

 2013年にサントスからバルサに加入したネイマールだが、その移籍プロセスで不自然な点があり、今回の証言は調査の一環とされている。同選手とその両親に加え、バルサのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長、サンドロ・ロセイ前会長、さらに2人の元サントス職員は来月1日と2日に出廷する予定だ。

 ネイマールがサントスを退団する際、移籍金の40%はブラジルの投資グループに渡る予定だったが、クラブ側の公式発表と実際に支払われた額が大きく違っていたとして訴えを起こされていた。

 バルトメウ現会長は当時バルサの副会長を務めていたため検察から2年3ヶ月の実刑が、同じく当時の会長であるロセイ氏には7年の実刑が求められている。その他にも6000万ユーロ(約78億円)にも及ぶ未払いの税金納入などが課される可能性もある。

 問題となっているネイマールとバルサの契約は非常に複雑で、実際には移籍金約5700万ユーロ(約73億円)という公式発表よりもはるかに多い1億ユーロ(約128億円)近い金が動いたと認められている。

【了】

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