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マンU、決定機なくセインツに敗戦。ホームの観客はブーイング浴びせる

text by 編集部 photo by Getty Images

マンチェスター・ユナイテッド
ユナイテッドはホームでサウサンプトンに敗戦【写真:Getty Images】

【ユナイテッド 0-1 サウサンプトン プレミア第23節】

 現地時間23日、マンチェスター・ユナイテッドはプレミアリーグ第23節でサウサンプトンとホームで対戦した。

 サウサンプトンの日本代表DF吉田麻也は前節に続いてベンチスタートとなった。

 前半は互いに攻め手を欠く展開に。リバプールとのナショナルダービーで決勝点を挙げ、同一クラブでの最多得点記録を樹立したウェイン・ルーニーもシュートの精度が低く、枠に飛ばすことができない。

 退屈な試合内容に、オールド・トラッフォードのサポーターは容赦ないブーイングを選手たちに浴びせる。ユナイテッドは全く決定的なチャンスを作ることができないまま前半を終える。前半終了のホイッスルが鳴ると、再びサポーターはブーイングを見舞った。

 ルイス・ファン・ハール監督は後半からマルアン・フェライニに代えてフアン・マタを投入し、状況の打開を図る。

 しかし、ユナイテッドにハプニングが発生する。DF陣に負傷者が相次ぐユナイテッドだが、マッテオ・ダルミアンが相手選手と接触するとプレー続行不可能となり、ピッチを退いてしまう。

 マタの投入でリズムは徐々に生まれてきたユナイテッドだったが、得点を奪えないまま時間だけが過ぎていく。

 右サイドのジェシー・リンガードが何度かクロスを上げるも、フェライニが去ってターゲットを失い、単調な攻撃に終始する。

 ファン・ハール監督はドルトムントから復帰したアドナン・ヤヌザイを投入するが、これが裏目に出る。ヤヌザイはファーストプレーで相手にファールを与えてしまう。

 するとこのFKから新加入のチャーリー・オースティンがヘディングで叩き込んで先制点を奪う。これが決勝点となり、ユナイテッドはホームで敗戦を喫した。 試合終了の瞬間、またもオールド・トラッフォードはブーイングに包まれた。

 ユナイテッドは2016年になって無敗を維持していたが、新年初黒星。結果、試合内容ともに不満が残る一戦となった。

【得点者】
87分 0-1 オースティン(サウサンプトン)

【了】

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