本田、アシストは未遂も…2度の決定機を演出。次節ダービーへの“吉兆”となるか

ミランは現地時間26日、コッパ・イタリア準々決勝第1戦で3部のアレッサンドリアと対戦して1-0で先勝した。先発出場の本田圭佑は2度の決定機を演出したものの、味方選手が決めきれずに未遂となった。3部相手に苦戦したミランだったが、本田は攻撃に積極的に絡むシーンが多く見られた。次節はインテルとのミラノダービーが控えている。アレッサンドリア戦は、ダービーへの“吉兆”となったのだろうか。

2016年01月27日(Wed)15時00分配信

text by 神尾光臣 photo Getty Images
Tags: , , , ,

3部相手ながら苦戦したミラン

アレッサンドリア
トリノには多くの熱狂的なアレッサンドリアのサポーターが押し寄せた【写真:Getty Images】

 トリノのスタディオ・オリンピコは、思った以上に観客で埋め尽くされていた。アレッサンドリアは実に約2万枚のチケットを売り、クラブに割り当てられた分はすべてソールドアウト。当日券を購入しようとやってきたファンが無念にも断られるシーンを目撃した。人口約9万4000人、単純に考えればそのうち20%がこの試合にやってきた、という計算になる。

 セリエAばりの選手紹介あり、ゴール裏では巨大フラッグの掲示ありと、さながら雰囲気はセリエAの試合。ファンは夢心地になったはずである。そして試合が始まると、アレッサンドリアはミランに対しアグレッシブに戦った。守備ではしっかりスペースを閉め、ミランの選手に対し球際で厳しく体を寄せる。数的優位で囲むのも早く、ボールを奪った後の速攻はもちろん速い。ミランにとって、全く簡単な相手ではなかったのである。

 第3部は、攻撃的な組織サッカーが意外と展開されやすい。セリエAはいざ知らず、セリエBと比べても注目度は低いが、その分指導者がプレッシャーを気にせずサッカーの質を追求できる。さすがに個人技のレベル差はどうしようもないが、舐めてかかればチームとして痛い目を見る。実際パレルモやジェノアは、彼らに攻めきられて負けた。

 一方、ミランはどう戦ったのか。相手の激しいフォアプレスの前にビルドアップができず、中盤ではボールを失った。相手にミスがなければもっとシュートを枠に入れられている恐れもあったが、失点ゼロにコントロール。しかし、得点はPKの一つのみにとどまった。

「勝つことが目的だったし、それは達成した。しかし決定的なチャンスを2、3度外した。しかも外す方が難しいような場面で、見事に外してくれた。もう1ゴール決められていたら、今日で決勝進出を確実にできたのに」。試合後、シニシャ・ミハイロビッチ監督はにこりともせずそう言った。その中には、本田圭佑のプレーもカウントされていたはずだ。

 後半5分、ミランが左サイドを攻略し、バロテッリが折り返した先には本田が中に絞ってきていた。エリア手前でボールを受けた彼は、アレッサンドリアの守備陣の連携が崩れたところにシュートを狙う。しかしシュートは相手に当たり、CKにはなったものの大きくそれた。自身にとっても久々に訪れたシュートチャンスだったのだが、無情にも外してしまった。

1 2

Comments

comments

カンゼンからのお知らせ

新着記事

人気記事ランキング

        ↑top