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中国代表が新たな策? ”外国人選手の帰化”で強化を検討か。国内では反発の声も…

text by 編集部 photo by Getty Images

エウケソン
昨季は広州恒大で大きな活躍を見せていたエウケソン【写真:Getty Images】

 中国が、代表強化のために中国スーパーリーグで活躍する外国人選手に市民権を与えて帰化させることを検討しているようだ。26日に米紙『ウォール・ストリート・ジャーナル』が報じている。

 同紙によると、中国ではサッカー人気が高く、代表の強化にも力を入れているが思うような結果がでていない。そのため、新たな策として”外国人選手の帰化”を検討しているという。だが、国内での反発は強いようだ。

 中国代表は2002年に行われた日韓W杯の1度だけ本大会に出場したことがある。しかし、2018年ロシアW杯に向けたアジア二次予選では敗退の危機に直面しており、またしても本大会出場を逃す可能性がでている。

 東アジアサッカー選手権では優勝経験のある中国だが、大舞台での経験は少ない。昨季、広州恒大に所属しACLでJリーグ勢を苦しめたブラジル人FWエウケソン(今季から上海上港所属)などが帰化するようなことがあれば、日本にとっても脅威になるかもしれない。ただ、中国人選手の強化なくして外国人選手の帰化ばかり推し進めると、新たな問題がでてくる可能性もあるだろう。

【了】

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