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本田、絶妙クロスで先制点演出。同僚からの信頼を実感「アシストで認められた」

text by 編集部

本田圭佑
ミラノダービーで先制点をアシストした本田圭佑【写真:Getty Images】

 ミランは現地時間30日、インテルとの“ミラノダービー”で3-0の完勝を収めた。試合後、本田圭佑が記者団の質問に答えた。

 両チームにとって伝統の一戦は、順位や好不調にかかわらず結果が重視される1年で最も重要な試合である。本田はこの大一番でDFアレックスに完璧なクロスを送り、先制点をアシストしている。

 今季はいまだリーグ戦で得点はないが、これで3アシスト目。着実に結果を残している。

「今までどちらかと言えば(記者の)みなさんは得点に期待したいとか、そういうところを書いていましたけど、今後は試合に勝てば『僕が勝たせた』って書いてくれれば…。『不発』って書くんじゃなくて、勝った時は『本田が機能させた』って書いてくれればいいかなって思います。ミランの時に得点はあまり求めないでください(苦笑)」

 本田はジョークも交えながらそう語った。しかし、アシストでゴールを演出していることで、チームメイトから確かな信頼を実感しているようだ。

「アシストでも認められているっていうのはやっていて感じるし。それはチームメイトに認められているというのは感じる。日本代表と比べるとまだほど遠いですけど、1人、2人ぐらいまで信頼して走っているなというのが見えてるんで。これが3、4人に増えてくると選択肢が出て、もっと僕が周りを活かせるんですけど。まだまだですね」

 試合終了間際には交代となってしまったが、シニシャ・ミハイロビッチ監督は本田に大きな賛辞を送っている。まさに、今回のミラノダービーは『本田が機能させた』試合だった。

【了】

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