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ポリ袋ユニが話題の少年、夢のメッシと面会へ…“本物の”バルサユニ着て猛特訓

text by 編集部 photo by Getty Images

ムルタザ・アフマディ
ムルタザ・アフマディ君【写真:Getty Images】

 1人のアフガニスタン人の少年が、大きな話題となっている。5歳のムルタザ・アフマディ君は、ポリ袋で作ったユニフォームを着てサッカーボールを追いかける姿がインターネット上でたちまち広がった。

 ある日、ムルタザ君のために兄が白と水色のポリ袋にリオネル・メッシの名前と背番号「10」番をマジックペンで書き、少年はその“手作りユニフォーム”でサッカーを楽しんだ。

 ムルタザ君にとってメッシはアイドルであり、『アル・ジャジーラ』のインタビューでは「僕はサッカーとメッシが大好きだ。いつかメッシに会いたい。そして、僕は彼のようになりたい」と夢を語っていた。

 そんなムルタザ君の夢が、現実となる日が近づいているようだ。アフガニスタンサッカー協会(AFF)に、バルセロナとメッシから面会する計画を打診するメールが届いたのだという。

 スペイン紙『アス』によれば、来たる日に備え、ムルタザ君は猛特訓に励んでいるようだ。AFFは練習施設をムルタザ君に貸し出し、ムルタザ君は“本物の”バルセロナのユニフォームを着てサッカーを楽しんでいる。背中には、もちろん「MESSI 10」の文字が。兄からもらったポリ袋のユニフォームも来ているようだ。

 AFFの広報は、「彼はサッカーに捧げる情熱がある。我々は、アフガニスタン代表チームのひとりとして彼が練習できるために何でもするつもりだ」と語っている。

 具体的な面会の日程はいまだ未定とのことだが、ひとりの少年の夢が叶う日は、すぐそこだ。

【了】

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